iRobot社の新製品「お掃除ロボット ルンバ870」を買ってみた!
さて、今回は注目の製品「ルンバ870(iRobot社)」を買ってみたので、レビューを書いていきたいと思います
買ったきっかけは、まさかですが我が家には掃除機がないのです(笑)
引っ越してからはや3年近く、クイックルワイパー等でなんとかやり過ごしていましたがそろそろ限界・・・。掃除機を買おうと思い、普通の掃除機とルンバで検討すること数か月。何度も何度も電気屋に足を運び、検討に検討を重ね、遂にルンバを購入!
検討内容は後述しますが、買って1週間・・・買ってよかった~~!!
ルンバ800シリーズとは?
2014年、3月1日に新型のルンバ800シリーズが発売になりました。これまでのルンバとの違いは後述しますが、前面に押し出しているのは吸引力!AeroForce ™(エアロフォース)クリーニングシステムなるもののおかげでなんと今までの5倍!従来のようにブラシでゴミをかきだすのではなく、特殊素材のローラーでゴミを浮き上がらせ、小型のハイパワーモーターが生み出す気流で、ルンバ内部に真空状態を作りだす独自の機構だそうです。
さて、800シリーズとあるように、870と880の2種類があります。
870(グレー)
ルンバ本体/バッテリー(内蔵)/ホームベース
オートバーチャルウォール×2
交換用ダストカットフィルター×2
リモナビ(リモコン)/電源コード
880(ブラック)
ルンバ本体/バッテリー(内蔵)/ホームベース
お部屋ナビ(バーチャルウォール機能付き)×2
交換用ダストカットフィルター×2
交換用エッジクリーニングブラシ×2
リモナビ(リモコン)/電源コード
ルンバ800シリーズの詳細スペック
ルンバ880 | ルンバ870 | |
アイロボットストア価格(税抜) | ¥76,000 | ¥66,477 |
フェイスプレートカラー | ブラック | ライトグレー |
ハンドル/トリム | ダークグレー | ライトグレー |
製造元 | アイロボット社(アメリカ・マサチューセッツ州) | |
電源方式 | 充電式ニッケル水素電池(XLifeバッテリー)(充電時間:約3時間) | |
電源 | 入力:AC100V 50/60Hz | |
消費電力<充電時> | 33W(動作時の消費電力ではありません) | |
稼働時間 | CLEAN(通常清掃時)モード使用時/最大60分 (お部屋ナビx2 ライトハウス機能使用時/ 最大75分) | CLEAN(通常清掃時)モード使用時/最大60分 |
バッテリー稼働可能時間 | 最大90分~120分※ | |
稼働面積 | CLEAN(通常清掃)モード使用時/最大25畳※ | |
製品寸法 | 最大幅 353mm x 高さ 92mm | |
製品重量 | 約3.8㎏(バッテリー含む) | |
集塵方式/集塵容積 | ダストビン式(紙パック不要) |
※最大稼働面積は、お部屋の形状や床の状態、バッテリーの状態などにより異なります。
と、基本的には差は本体の色と付属品の違いだけだそうです。
電気屋にいたiRobotの販売員のおばちゃんは機能一緒だから870で十分よ!って話していました(笑)
実は、価格も1万円くらい差があります。気軽に(全然気軽な値段じゃないけど)購入したい人は870で十分だと思います。
あとは、お部屋ナビっていうのですね、これは、1部屋終わったら次の部屋へというふうに、複数の部屋を順番に掃除させられる機能らしいです。
この機能をあきらめれば1万円安く買えます(笑)
わたしはこの機能に特に魅力を感じなかったので870で十分と感じ、870を購入。
私はルンバ870の購入に至るまで、コードレス掃除機 か お掃除ロボット ルンバにするかでかなり悩みました。
その時のコードレス掃除機の候補としてはダイソンのコードレスクリーナーDC62MC。
理由としては
- 気軽にお掃除ができること
- ソファの下の掃除ができること
この2つが購入条件としてあったので、当初、かわいらしいデザインというだけで惹かれていた、エレクトロラックスのコードレスクリーナーも、自宅のソファの下に入っていかないということで却下。。。
ルンバも普通の掃除機よりは吸引力がないだろうということでルンバの1台持ちは微妙との考えに至り、ダイソンも最後まで悩んだのですが連続運転時間と音の大きさがネックとなり、これという決め手がないままルンバ、ダイソン、普通の掃除機(音の点とソファの下も掃除できる)の3候補で決めかねていました。
ある日、電気屋さんでiRobotの販売員のおばさんにルンバの説明を受けていたのですが、そこでの話で「ダイソンも吸引力とかすごいけど、結局掃除機をかけるのはヒト。適当にかけたら結局吸わない」的なことを言われ、その瞬間私の中で電球が付きましたよ。
おばさんの例では、毛の長いラグに入ったごみは掃除機で一方向からかけるとごみを毛で包んでしまう。
だけど、ルンバは何方向からも掃除するからきちんとお掃除してくれる!というもの。なるほどなるほどーでした。
ルンバは1か所あたり平均4回かけてくれるらしく、取り損ないが防げるそうです。
そして、ルンバの消費電力は普通の掃除機に比べたら1/20!
1時間1円ですってよ奥さん(笑)
安い!
ほったらかで掃除してくれて1円で済むなんて経済的過ぎです!
バッテリーの寿命も従来は1年でしたが800シリーズからは3年に!
もしバッテリーがダメになったとしても交換用バッテリーに変えることでまた使えます。
交換用バッテリーの費用は10,000円(税抜/アイロボットストア価格)で全国の日本仕様正規品ルンバ取扱店舗または、アイロボットストアにて購入可能です。
そこから心はルンバに一気に傾き、ルンバを購入すべくいろんな電気屋さんをまわりました。
今回の800シリーズからネット販売は基本的には行わず、店頭販売のみになったそうなのです。なので、ネットで販売しているのは並行輸入とかなんでしょうかね?でも保障とかが付かないらしいので、基本的には電気屋さんで購入したほうがいいと思います。
今回、私が購入するにあたって
ケーズデンキ → ヨドバシカメラ → ヤマダ電機 → ケーズデンキ
の順で回りました。最初と最後のケーズは別店舗です。
まず、現金値引きの強いケーズに行ったら5年保証付きで、870は税込み6万円 880が税込み 6万8000円とぐんと値引いてくれました!その金額が書かれた見積書を貰い、それをもってヨドバシに行き交渉したら、同じ値段にするけど、さすがに保障はつけられないと・・・。次にヤマダに行ったら、まさかの取り扱いなし!!!!そのエリアで一番大きいLABIだったのに置いてないから、たぶん全店舗置いてないと思います。驚きに包まれたまま最後は最初に行ったケーズデンキとは違うケーズデンキに行って金額を聞いてみたところ、最初から価格コムで出ていた情報よりも安い値段を提示してくれたので即購入しました。
購入金額は税込57,000円(2014年5月24日時点)で、表示価格より1万以上も安くなったので、大満足です。
もちろん5年保証つきです。ケーズデンキって安くなるイメージなかったので、驚きました。
ルンバ870開封の儀
ででーーーーん!!!!!!
うれしい(笑)
パッケージはこんな感じです。
ルンバ本体の重さは3.8kgで、その他付属品もろもろ入っているので、箱は結構重いです。
では、さっそく開封したいと思います!
ぱかーーーーーーん(笑)
上に被さっている厚紙を取り払うとルンバが出てきました。
内容物の確認
まずはルンバ本体
説明書と付属品
オートバーチャルウォール
お部屋を区切って、賢くお掃除してくれるのがバーチャルウォール機能です。
電源を入れるだけで、赤外線の見えない壁を作り出し、ルンバの進入を防ぐことができます。
【ご使用方法】
壁を作りたい場所の端に設置します。ルンバが走行する床か、同じ高さの場所に設置し、見えない壁を伸ばす方向に、バーチャルウォール発光部を向けます
オートバーチャルウォールは両サイドのボタンを押しながらカバーを上にスライドすると外カバーが外れるので、付属の単二乾電池を入れて使ってください。
ホームベース
ホームベース(裏側)
ルンバを充電させる台です。お掃除が終わったり、充電がなくなりそうになるとルンバはここに戻っていきます。
裏には滑り止めがついているので、滑っていく心配なしですね。
交換用ダストカットフィルター
ルンバに最初から搭載されているフィルターを含め計3つです。
リモナビ(リモコン)
ルンバは自走式ですが、リモコンを使えばルンバを操作することができます。
そして、
ルンバ870本体
外枠の上半分がソフトバンパーになっており、センサーで壁や家具を感知すると速度を落とし、接触時のショックを和らげ壁や家具へのダメージを最小限に抑えてくれます。
ルンバをひっくり返してみます。
ルンバ裏側
ルンバに付いている「2本の大きなタイヤ」はゴム製で出来ており、指で押すと少し硬いですが、プニプニします。
そのため、フォローリングなどの床での使用でも床板に傷がつくことはありません。
先端のローラは触った感じゴム製ではありませんが、今のところ床板に傷は付いていないようです。
左上にある、三本のハケが付いたエッジクリーニングブラシは内側に回転をし、壁際のごみをかきだし掃除してくれます。
他社製品ではこのエッジクリーニングブラシが左右についているものもありましたが、ルンバを販売しているirobotの販売員の話では、「二つ付いているとゴミを跳ね返しあってしまうため、ブラシはひとつのほうが確実に取れますよ。」とのこと。
また、このエッジクリーニングブラシを他社お掃除ロボットと比較してみたところ、ルンバではブラシの長さがルンバ本体より長く、ブラシが本体よりもはみ出しているのですが、本体より短いブラシが付いた製品もいくつかあり、短いブラシの製品では壁際のごみをかきだして掃除することはできないと思いました。
(メーカー・製品忘れてしまいました。。。)
その他、現在の販売しているiRobot従来機種(ルンバ700シリーズ)との比較ですが、
現行機種であるルンバ800シリーズでは下の写真のゴムローラーですが、以前はこの部分は毛の付いたブラシローラーでした。
(下の写真はルンバ800シリーズのゴムローラー)
(下の写真はルンバ700シリーズのブラシローラー)
左上にあるブラシに髪の毛が絡むと最悪ですね
従来のルンバ700シリーズでは底に付いたブラシローラーでゴミをかきだして吸い込んでいたそうですが、現行機種のルンバ800シリーズでは特殊素材のゴムローラーでゴミを浮き上がらせ、小型のハイパワーモーターが生み出す気流で、ルンバ内部に真空状態を作りだす独自の機構になったそうです。
ルンバ700シリーズのブラシローラーを実際に店頭で触ってみましたが、ブラシ部分が少し固めで柔らかい床板だと細かな傷が付くのではないかとすこし心配になりました。
またメンテナンスについてですが、
700シリーズのブラシローラーに 髪の毛が絡まった場合、付属の「お手入れリング・お手入れカッター」なるもので掃除をするそうです。
(お手入れカッター)
(お手入れリング)
これで絡まった髪の毛を切って取り除くらしいです。
ずぼらな私的にこれは何とも面倒くさい!!!
でも、800シリーズからは2本ともゴムローラーにかわったので、ローラーに毛が絡むことも少なくなり、もし絡まったとしても非常に取り除きやすいと思います。
ルンバ800シリーズではルンバ700シリーズまでの上記の付属品はなくなり、ゴムローラーのメンテナンスはウェットティッシュで拭くだけとお手入れがほんとうに楽になっています!
以前の700シリーズまでのルンバだったら買っていなかったかも…と思うくらいうれしい仕様変更だと思いました。
ユーザーが簡単に使用できるように改良されていくのは、本当にありがたいことですね。
ちなみに、ルンバ800シリーズのゴムローラーの中の棒心の周りはスポンジになっており、表面はラバーで出来ています。
※ちなみにこのゴムローラーは水洗い出来ないとのこと。
ルンバ使用前に必ずすること
使用前に2か所外す箇所があります。
順番はありませんが、まず、ルンバが吸ったごみをダストボックスに入れられるように、ダストボックスの侵入口をふさいでいる、下の図の厚紙を引き抜きます。
次に、ルンバのバッテリーのところにある黄色いタブを引き抜き、ルンバに電気を送ります。
黄色いタブを引き抜くと、ルンバの電源が自動的に入り、音がなりだし、ルンバを使用できるようになります。
(電気屋さんの倉庫に眠っている間にバッテリーが放電し、ルンバ本体の電池残量が空になっていることもありえますので、このタイミングで電源が入らない場合は、ホームにルンバを設置し、充電後に正規の方法で電源を入れてみてください。)
ひっくり返したルンバをもとに戻し、ルンバの時計を設定します。
スケジュール機能を使用するために出来るだけ正確な時間を設定してください。
私の環境では、ちょっとルンバを放置していたら充電してくださいのランプが点灯しだしたため、30分ほど充電してから、試に掃除をさせてみました。
30分ほどの充電で一応、稼働できるだけの充電が出来たので、電源が入った状態で真ん中の「CLEAN」ボタンを押して掃除開始させます。
ついでに、ランプの色によって意味が異なります。
こちらが実際に稼働させてみた動画
ちなみに初稼働は両親もルンバが気になっていたということで実家に持って行って稼働させました。
私の父の後をついていくルンバ…なんともかわいいじゃないですか(笑)
父もルンバが気に入ったようで、「ルンバいいなぁ。おかあさんうちも買おうよ!」と母に交渉していました。(笑)
数分動かしたところで、ブラシにビニールひもが絡まってエラー音とともに止まってしまいました。
絡まると逆回転して脱出したりするらしいのですが、今回は運悪く脱出できずにエラー。
ルンバを持つとルンバがお掃除しやすいように床に物を置かなくなるとは言いますが、たしかにルンバに最適な環境を作ってあげたほうがよさそうです。
ブラシに絡まったビニールひもを取り除いてお掃除再開。
10cmの高さのあるキッチンの扉の下もきちんと掃除!
くぐれる高さは10cmまでクリアできるそうです。
段差は2cmまで。カーペットくらいなら大丈夫そうです。
動画ではカーペットを乗り越えられなくてめくってしまっていましたが、そのあとはしっかり乗り越え、カーペットの上も掃除してくれていました。
10分くらい動かしたところでエラー音と共にまた止まってしまいました。
これは、「ゴミフルサイン」
ルンバのダストボックスがいっぱいになったよというサインです。
我が家はそんなに汚いのか!と思いながらおそるおそるダストボックスを取り出すと・・・
むむむ!?
かび!?
んなわけないですね(笑)
カーペットの毛を吸い取ってしまったみたいです。
汚れないように新聞紙の上に取り出してみると、ほとんどがカーペットの毛でした。
このカーペットとの相性がよくないみたいですね。
毎日ルンバ動かしていたら、いつのまにかカーペットが全てルンバに食べられてしまったりして(笑)
ちなみに、ダストボックスの取り出し方法は、
ルンバ本体の下部にある部分を握って引き抜くとダストボックスが抜けます。
このダストボックスは従来のルンバ700シリーズと比べ、容量が1.6倍になったそうです。
ルンバのメンテナンス・お掃除方法
ルンバ本体は定期的に掃除する必要があります。
私の場合、汚れが気になりだしたら掃除しているのですが、週4回の稼働でだいたい1,2週間に1度のペースで本体の掃除をします。
本体の掃除はとても簡単で以下の4箇所を掃除します。
- ダストボックス内部
- ゴムローラー
- 裏側のタイヤ3本
- ブラシ
ダストボックス内部の掃除方法
取り出したダストボックスの、上部にある赤いカバーをぱかっと開けます。
この黄色いぴらぴらを引っ張ってフィルターを外してお掃除します
フィルターの掃除はエアダスターを使うと簡単に掃除ができます。
あとは、タンクの中
ほこりまみれになっていますね
ウエットティッシュなんかで拭き取るか、フィルターの掃除同様にこちらもエアダスターを使うと簡単に掃除ができます。
ゴムローラーの掃除方法
このゴムローラーの掃除方法ですが、まずローラーを本体から外します。
外し方は、下図の黄色の突起の両サイドを同時に内側に持って行くと、ローラーを押さえ込んでいるカバーのロックがはずれますので、そのままカバーを上に持ち上げます。
ゴムローラーを取り出す際は横が黄色い凹側から持ち上げて外します。
取り出したゴムローラーをウエットティッシュ等で綺麗に拭き取ります。
このとき、ローラーの芯部分に毛が絡まっていたら手で取り除いてください。
ローラー下の部分もついでに拭き取るとよいでしょう。
これでゴムローラーの掃除は終わり!
従来機種の掃除と比べたら超簡単です。
あとはゴムローラーを元に戻します。
はめ込む際は外した時と逆の「芯の方から」入れて、黄色い凹をはめ込みます。
ちなみに、ゴムローラーは白と灰色の2本あり、入れる場所が決まっています。
下の写真でみるとわかりますが、ゴムローラーを入れる底に色付きのイラストが描かれていますので、
ローラーの色とと底に絵かがれているイラストの色を合わせてローラーを設置してください。
ローラーを設置したら最後に赤いカバーをパチッとはめて終了です。
裏側のタイヤ3本の掃除方法
使っていくうちにタイヤにホコリが付いていき、そのまま 放置していると、ルンバが通った場所にタイヤ痕が付いてしまいます。
それを防ぐためにタイヤが汚れてきたと感じたらタイヤをウェットティッシュなどで拭き取ります。
ブラシの掃除方法
自宅の環境によって変わってきますが、ブラシ部分も汚れてきますので、こちらも汚れてきたと感じたらウェットティッシュなどで拭き取り掃除をしてください。
ちなみに、私の環境で1ヶ月使用した結果、僅かですがブラシが少し開き始めました。
ですが、掃除中はこのブラシは回転するため、遠心力でこの開きは解消されると思いますので、この程度の開きでは何ら影響は出ないと思います。
以上がルンバのメンテナンス・掃除方法でした
1週間使ってみた感想
当初、私はルンバのスケジュール機能で毎日朝9時に掃除をするように設定していました。
最初の2日はこれでもかーってくらいにゴミ(主にチリ・ほこり)が取れていましたが、3日目くらいからはそんなに取れなくなったため、さすがに毎日の掃除機がけは必要ないと感じ、2日に1回のペースで掃除するように設定を変更しました。
また、とても気になるルンバの稼働音についてですが、ルンバが掃除をしている時の稼働音は従来機種と比べて静かになっているようですが、やはり掃除機ですので音はそれなりにします。
私的には掃除機にしては静かな方だと思いますが、テレビを見ている際に動いていると、つい止めたくなってしまいます。
ですので、壁の薄い建物や、集合住宅などでの夜の稼働はあまりオススメしません。
一応ルンバ公式ページでは以下の様なアンケート結果があるようです。
今回ルンバ870を買って、実際に使ってみたわけですが、ルンバのおかげで何もしていないのに毎日部屋が綺麗な状態で保てていることが実感でき、本当に買って良かったと思いました。
また、ルンバが掃除しやすい環境にしなくてはならないため、自然と床に物を置かなくなるクセが付き、気づいたら部屋が綺麗になっている事におどろきました。
特に今までのクイックルワイパーだけでの掃除ではうまく出来ていなかったソファー下の掃除やデコボコのカーペットの溝の掃除もルンバを導入してからは見違えるほどにきれいになり驚きました。
ただ、使って見てこれはダメだと感じる部分もいくつかあったため紹介したいと思います。
ルンバ800シリーズのここがダメというポイント
2cm以下の高さでも乗り越えられない障害物がある。
洗面所前に厚みが2cm以下の毛の短めのラグを引いているのですが、一度もこのラグ上を掃除したことがありません。。。
毛の長さがあるため、ラグに物が乗ると毛が潰れてもっと高さは低くなります。
同じくらいの高さのラグをキッチンで引いているのですが、こちらは楽々乗り上げます。
こちらは毛はなく固めです。
乗り越えられなかった洗面所のラグマットと同じくらいふわふわのトイレマットの方は楽々乗り越えていたため、
固さは関係無いとは思いますが、これには正直がっくし。
ルンバは隅の掃除は苦手
ルンバは壁際に沿ってちゃんと掃除はしてくれるのですが、隅になるとブラシの長さが少し足りないのかブラシが届かず隅にゴミが残ってしまいます。
他は凄く綺麗になっているのに隅だけゴミやホコリが残ってしまうため、そこだけ色が異なり結構目立ってしまいます(笑)
ルンバの公式ページではこれについての体験レポートがあるのでこちらも紹介したいと思います。
テーブル・イスの足回りの掃除については、その周りをくるくると丁寧に掃除してくれるので、こちらは非常に満足です。
ルンバが障害物に衝突した際に障害物が転倒する恐れがある。
ルンバ800シリーズでは目の前に障害物があるとセンサーが感知して障害物前で速度を落とし、ゆっくりと障害物に当たるようになっているのですが、
障害物によってはそのセンサーがうまく反応しない場合があります。
そして、ゆっくり衝突した際でもルンバが障害物を押す力もそこそこ強く、馬力もあるため、たとえ速度を落としてぶつかるとしても何度もコツコツと障害物に追突すると、背が高く重さのそれほどないスタンドミラーなどは結構危険だと感じました。
以上がルンバ870の不満と使って見た感想です。
700シリーズからの改良が本当にすばらしくて、800シリーズに出会えてよかったと感じました。
正直ルンバをなめていました。ですが、自宅で実際に動かしてみると働く働く!
1時間1円でここまでやってくれるのであれば、初期投資が多少高くても許せてしまいます。
発売時期から経過すればするほど価格は安価になっていくとは思いますが、購入検討の方は早く買って、この感動を早く手にしてもらいたい、そう思える素晴らしい製品でした。
2015年3月4日追記
使用からそろそろ1年近く経つのですが、今回評価を下げるため追記を致します。
評価を下げる理由は、800シリーズから始まったゴムローラーがラグを巻き込み、削ってボロボロにするからです。
このため、毎回掃除の度にラグを削った分だけでゴミタンクが一杯になり、掃除の度に赤いゴミタンクが一杯のアラートが表示されてしまいます。
もちろんラグを削るわけですから、ラグも数ヶ月でボロボロになり使えなくなります。
自宅には4種類のラグがあり、主に削られたのは2種類。「リビングの赤い絨毯」、「リビングのグレーのラグ」
掃除度に下図のようにラグが食べられタンクが一杯になります。
キッチンの流し下で使っている青いラグ、洗面所で使っている毛の長いラグは被害はありません。
【キッチン】
【洗面所】
削られているラグの特徴は毛が繊細なもののようです。
なお、畳やフローリングは問題無いようです。
これ以上ラグをボロボロにされたくないので、ルンバはラグを敷いていない友達にあげて、最近発売した東芝のロボットクリーナーTORUNEO ROBO(トルネオロボ)VC-RVD1を購入しようか悩んでいます。
東芝のトルネオロボの特徴はフロントに付いた「長いブラシが二つ」
ルンバの場合、片側にしかブラシは付いておらず、ブラシの長さが中途半端なので角の掃除が苦手でいつもゴミを残してしまうのですが、こちらの場合下図のように長いブラシが付いているため、角のホコリもかき分けることが出来ます。
ダブルブラシについて片側ブラシのロボット掃除機を販売するメーカーの営業さんの言い分としては、
「両ブラシだとゴミを余計に吹き飛ばしてしまうので片方の方がいいという結果になった」
と言っていましたが、店頭にあったトルネオのデモ機を1時間くらいじっくり試しましたが、そのようなゴミを飛ばしてしまうという事は見られませんでした。
仮にゴミを飛ばしてしまったとしても、飛ばした先も掃除するので大丈夫じゃないかなと思います。
そして、トルネオ本体にゴミタンクはあるのですが、所定位置にトルネオが戻ってくるとダストステーションがトルネオ本体のゴミを回収し、本体のゴミタンクをつねに空の状態にしてくれます。
この機能は実にスバラシイ!
トルネオ本体の稼働時はルンバと遜色なく静かですが、トルネオ本体からダストステーションにゴミを回収する際の音はそれなりにします。
回収時の音はそこまで長い時間ではないので気にはなりませんが、大げさに言うと壁が極端に薄い集合住宅などは夜にトルネオを稼働させると近所迷惑になる可能性があります。
夜に稼働させたい方は実機でその音を確認しておくことをお勧めします。
当たり前ですがルンバの後出し商品は、ルンバの持っている機能を持ちつつ、ルンバにある弱点を見事に潰して、より魅力的な商品に仕上げてきますね。
そして、日本のメーカなので、日本の家、日本人に合ったかゆいところに手が届く商品を作ってくれてとてもいいですね。
ちなみにトルネオのブラシは毛の生えたブラシですので、ゴムローラーと比べてラグを食べると言う事は少ないと思います。
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