東京ガス(リンナイ)のガスファンヒーター『RN-C250XFH-WH/RC-L5801NP-13A』を買ってみた

公開日： 2013/04/01 : 最終更新日：2014/12/06 ライフ, 家電ガスファンヒーター, 東京ガス

オススメ度：

今住んでいる家が都市ガスに対応しており、ガス口が壁に付いていたため、前から気になっていたガスファンヒーターを買って検証してみました。

今回購入したガスファンヒーターは東京ガスの『RN-C250XFH-WH』という商品。リンナイで販売している『RC-L5801NP-13A』と全く同じ物なので、安い方を買うと良いと思います。

今回私はヤフーオークションで購入したのだが、購入価格は本体＋ガスホース３ｍ付き（送料込み）で￥43，900だった。

ちなみに購入時期は2012年12月上旬。
時期的には一番高い時期なのかもしれません。

主な仕様

暖房の目安
・木造：15畳まで（25.0m2）
・コンクリート造：21畳まで（34.5m2）

暖房能力：
5.81kW（5,000kcal/h）

外形寸法（mm）：
高さ521×幅576×奥行175（271）
（）内の数字は脚部寸法です。

質量
13.5kg

待機時消費電力（50Hz/60Hz）：0.8/0.7

タイマー
・おはよう：24時間タイマー（時計式）
・おやすみ：60/45/30/15分選択式おやすみタイマー

機能：
・プラズマクラスターイオン機能
・8時間自動消火機能
・8時間時計バックアップ機能
・エコ運転機能
・音声メッセージ機能
・静音点火
・ワンタッチクリップエアフィルター
・ガスコード収納外箱
・スイング機能
・フィルターサイン
・転倒時ガスしゃ断装置
・不完全燃焼防止装置
・チャイルドロックスイッチ

保証
・3年保証（東京ガス供給区域内で都市ガス13Aにて使用の場合に限る）

ワンタッチクリップエアフィルターは裏面に2箇所プラスチックの留め具があり、それを回すとフィルターが簡単に外せ、フィルターのお掃除が出来ます。

特にプラズマクラスターを常に稼働させておくと、左上のプラズマクラスター用の吸気部分にホコリがよく溜まるため、楽々お掃除が出来て非常にありがたいと思いました。

静音点火機能は驚くほど静かで、側にいないと点火したことに気がつかないほどです。

プラズマクラスター機能は正直、効果の程はわからないですが、とりあえずは1日中つけています。

メーカーは『プラズマクラスター機能単独で機能するため、1年中使えます！』とうたっていますが、このサイズのガスファンヒーターを1年中部屋に置いておいたら、そこそこ広い部屋じゃないと置いておいて邪魔なんじゃないかなと、むしろ、ガスファンヒーターをしまって、プラズマクラスター機能のついた空気清浄機を置いた方が良いんじゃないかなと思いました。

そうなると、「あれ？ガスファンヒーターにプラズマクラスターの機能要らないんじゃない？」って思ってしまいました(笑)

最後に、注意したいのがスイング機能

この機能を自動首振り機能と勘違いしていたのはおそらく私だけだと思いますが(笑)、スイングは手動です！

スイング可動域は左右に20度で、実際に使用時に首を振ってみると意外と可動域が狭く感じ、あと少しスイングできればなぁと思うことがしばしばありました。

ただ、少し向きを変えたいときなど、持ち上げずとも簡単に向きを変えられるのが結構ありがたい機能だと思います。

スイング機能が要らないという方は裏にスイングしないようにする為のねじ穴があるため、付属のネジで止めればスイングはしなくなります。

実際に一冬使ってみて思ったこと

まず、点火までの時間が早く、スイッチONから3秒ほどで部屋を暖め始めます。

私は15.5畳のリビングにこのガスファンヒーター１台という状況で使用していますが、
数分で部屋全体を暖めてくれます。

そして、エコモードにしておくことで、室温が設定温度になることで、自動的に停止し、室温が下がると自動で点火して再度部屋を暖めてくれるため、無駄に部屋を暖めすぎずに済み、ガス代も節約出来ます。

一番大きな50号という事もあり、部屋を暖めるパワーはすごいと思います。

皆さんが一番気になる臭いに関しては、ガスを燃やした臭い、ガス自体の臭いは決して０ではありませんが、灯油ファンヒーター使用時のあの強烈な臭いと比べたら、全く気になりませんでした。

ガスが漏れている時の強い臭いはまずありません。

ただ、体調が悪いときなど、臭いに対して極度に敏感になっている時などは、多少ですが、ガス臭が気になるかもしれません。

それでも、他の燃料を使用するヒーターと比べたら、非常に快適に感じると思います。

実際のガス代はどうなのか？

ガスファンヒーターを使う際にガスの口を新しい物に交換して貰ったため、ガス会社の人が来たときに「ガスファンヒーターだと、ガス代って結構いっちゃいますか？」と聞いたところ、

「はい、気にせず使っていると、泣きたくなるほど高額請求が来るので、必ず、エコモードで使用し、部屋がある程度暖まったらエアコンで部屋の温度を維持するといいですよ」と言われました。

かなりその言葉にびびってしまいましたが、試しに最初の月だけは、エコモードでガスファンヒーターだけでやってみようと思い、１ヶ月ガスファンヒーター生活に挑戦してみました。
結果は・・・、

ガスファンヒーターを使うまで、毎月大体、５～１３m3の間で１５００～３０００円弱でした。

今回３ヶ月間使用した結果（エコモードで1日　約8～12時間使用）
１月分(12/20～1/23)　６１ｍ3　・・・　９,７２３円
２月分(1/24～2/20)　６０m3　・・・　９,２２１円
３月分(2/21～3/21)　３６m3　・・・　６,０３６円

ガス代のめやす
平均1時間 (8時間運転時）・・・約22.5円/時間（木造14畳）
空気清浄機能単独運転時・・・（強）約0.4円/時間　（弱）約0.3円/時間

１２月分（11/26～12/24）はエアコンで部屋を暖めていたため、電気代が565kWhで１５，５５０円で、その翌月１万くらい掛かってしまい、ガスではたいして節約出来ないなぁ・・・と感じましたが、よく考えたら、まだそこまで寒くなかった11/26～12/24間でこの金額で済んだけど、それ以降をエアコン暖房で過ごしていたら、部屋が暖まるまで相当時間がかかるエアコン暖房だけでは、おそらく１，２，３月はもっと高く付いていただろうと思います。

※取り付けられているエアコンは１５畳以上の部屋対応の２０１２年製の日立のエアコンです。

では、石油ファンヒーターと比べたらどうなのかと考えると、
今発売している燃費効率の優れているモデルで９Lタンクで最大１００時間弱使える灯油ファンヒーターがありますが、１８Lタンク　１７００円で計算すると、１日１２時間付けていたとして、１８Lをおよそ１６日で使い切ります。

１ヶ月、３１日あるとすると、単純計算で２タンク　３４００円かかります。
ただし、最大１００時間使う場合は、温度設定を最低温度にするなどの設定が必要になってくるため、設定温度を２０度などにすると、理論値の最大１００時間は無理な数値でしょう。

それでも、ガスファンヒーターと比べるとまだまだ灯油の方が安く済みます。
そこでガスファンヒーターと灯油ファンヒーターを比べてガスが優れている点は何処でしょうか。

それは、『臭い』、『体への影響』、『点火速度』、『給油作業が無い』、『消費電力』、『ガス会社割引キャンペーンが有る』
灯油ファンヒーターでも消費電力の低いモデルは一部あるため、場合によってはメリットになりませんがほとんどの物が結構な消費電力がかかるものだと思います。

こちらの消費電力は
ガスファンヒーターのみの使用
22～29W
プラズマクラスター同時使用
30～43W
プラズマクラスター単独運転
強・・・１８W
弱・・・１１W

そして、ガス会社の割引キャンペーンとはガスファンヒーターを利用している家庭は申し込みをすると５～８％程度の割引が受けられます。

この割引キャンペーンはガス会社によって異なりますので、ご自身の契約しているガス会社のHPや営業店に確認してみましょう。